特別企画!月野姫(天音エミル)さん独占インタビュー!

ニューハーフ

バカモノの子が運営しておりますこちらのブログですが今年の1月からスタートしまして5月の末に100記事の更新ができました。
こういったブログとして100記事というのはまだまだ通過点かもしれませんが私なりに100回更新できたことには思うところがあります。
そして100記事更新の記念に何か特別なことができないかと思ったところ
奇跡が起こりました!

それはなんと!

特別ゲストとして月野姫さんが

取材を受けてくれたんです!

※オンラインのため画面越しですが写真も撮らせていただきました。

写真撮影の際には愛犬のひじさんも登場してくれました♪

月野姫さんと言えば天音エミルの名前でも活動していますがニューハーフAV女優としては2006年から2013年の間で活躍し、当時まだマニアック扱いだったこのジャンルの地位向上に貢献したレジェンド中のレジェンドです。

もしかしたらパチンコライターのninaとして認識している方もいるかもしれませんがそんな方がなぜこのブログの取材を?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが私もそう思います。

こちらの取材は6月中旬にオンラインでお話を伺わせていただきました。

レジェンド月野姫さんが今だから話せるデビュー当時から引退そしてその後の活動について赤裸々に語っていただきましたので是非読んでみてください。

レジェンドニューハーフAV女優月野姫誕生までの軌跡

月野姫さんの簡単なプロフィールはこちらの通りです。

1985年3月25日生まれ

大阪府出身で現在は37歳

月野姫さんといえばニューハーフファンで名前を知らない人はいないという程のレジェンドですが、デビューまでの経緯を詳しく知らない方も多いと思います。

ここではまず最初にどういうきっかけでAV女優デビューということになったのかをお話していただきました。

「今でこそ昼間の仕事をしているというニューハーフや男の娘はたくさんいるかもしれないけど、私たちが20歳くらいのころニューハーフといえば水商売か風俗をするのかの2択しかなかったんです。はじめはショーパブで働こうかと思っていたんですけど私はお酒が1滴も飲めないので水商売でNo1になることはできないと思っていて、特に風俗に対して抵抗がなかったので知人の紹介で大阪にあった風俗で19歳の時に働き始めました。
そのお店はニューハーフ専門のソープランドのようなところでお店はとても綺麗でママもとても良い方でした。
その店のママが当時韓国人のニューハーフでとても綺麗で人気がある人がいて、私にもその人のようになってほしいということからその韓国人ニューハーフの名前と同じ名前の【姫】という源氏名をつけてもらいました。
そのころはまだ男から女になったばかりで胸も無かったし、脱毛もあまりできていないし下着もそんなに持っていないような状態だったんですが、ママから下着をもらったり、先輩のお姉さん達から色々とアドバイスをもらいながら頑張るうちにそのお店のNo1になることができました。
そんな時お店で仲良くしていた娘が他のお店に移籍することになることを聞いてその娘がいないとつまんないと思い一緒にお店を移ることにしたんです。
その移籍した先のお店で私の運命の出会いがありました。
それが丸山かのんさんとの出会いです。
かのんさんがいなかったら今の自分はいなかったと思いますし、かのんさんのことはこの業界でのお母さんのような存在だと思うほど大好きです。
その後かのんさんが東京でお店を出すことになり、姫にも一緒にやってほしいと言われ、本当に綺麗な方だったし大好きだったのでこの人についていきたいと思い快諾しました。
かのんさんが東京で出すことになったお店のコンセプトがキャスト全員がAV女優というものだったためグローリークエストの担当の方を紹介してもらいAVデビューをすることになりました。
AV女優になるには名字もあった方が良いということになり、かのんさんからお月様くらい高いところに行けるようにということで月野という名前をつけてもらいました。」

そしてその後2006年にデビューしたのがこちらの「シーメールジャム1」です。

こちらの作品はニューハーフAVとしては異例の出荷累計9,000本という圧倒的なヒットを叩き出したました。
その裏にはあの伝説のニューハーフ丸山かのんさんのサポートがあったことには驚きましたが、月野姫さんは当時風俗でNo1を獲ったことで自分に自信を持っておりAVでも成功できるのでは?とAVに出ること自体に抵抗はなかったと話してくれました。

その後飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍が始まりますがデビュー作がいきなり異例の大ヒットを生んだことでグローリークエストから気に入られ、もっとたくさん作品を撮りたいとお願いされたそうで、それなら豊胸してしっかり身体もニューハーフになってから出ようということになり豊胸手術を受けたそうです。
ちなみ丸山かのんさんが東京でオープンさせたお店はMODELSNo5(モデルズナンバーファイブ)というお店でした。
このお店の名前は私も初めて聞きましたがどうやら私のニューハーフ関連の記憶の最古にある東京スパットの前身のお店になります。

ニューハーフになる前に感じていた性別の違和感について

月野姫が誕生するまでのお話に続いて聞かせてもらったのは性別に関する違和感についてです。
今年から誕生したジェンダーレス水着に関する時事ネタに関しても質問してみました。

ここではやりとりの内容をインタビュー形式でお届けします。

バカモノの子(以下バ)
「姫さんは性別に関しての違和感をいつくらいから感じるようになったというのはあるんですか?」

月野姫さん(以下姫)
「性別に関しての違和感については何歳くらいからということはなくて、昔から女の子には同性のような感覚がありました。普通の男の子は女の子に対してあの子可愛いなぁ~とかお付き合いしたいなという感覚を持っていると思うんですが私は女の子に対してそういう風に感じることはなくて、男の子に対してあの人いいなぁ~とかカッコイイな~というようなことをずっと感じていました。
ただカモフラージュで女の子とお付き合いをしたことはありますよ!中学生の頃には告白してきた女の子とノリでお付き合いをしたこともありました。ただやはりキスしたりとかそういうのはできないのでただ学校が終わった後に手をつないで帰るくらいだったかな」

バ「そうなんですね!例えば中学とかくらいまでは当たり前に学校で水泳の授業とかあれば水着になるので上半身裸になることがあったと思いますがそういうのが嫌とかはなかったですか?」

姫「そこはあまりなかったですね!やっぱ周りの友達とか親にもバレてはいけないと思う気持ちが強かったので、そういう気持ちは隠してはいましたけど。」

バ「今年からじゃないかと思うんですがSDGsも盛り上がってきていることもあって学校の水泳の授業でジェンダーレス水着というものが登場したのって知ってます?」

姫「えっ?なんですかそれ?」

バ「男の子も女の子も同じ水着なんですけど、下はハーフパンツみたいになっていて上もラッシュガードを着ていてほとんど肌の露出がないんです。」

姫「へ~そんなのがあるんですね~!」

バ「姫さんの学生時代にもこんなのあったら良かったなって思ったりしますか?」

姫「別に無くてもいいですね!笑」

バ「失礼しました!笑」

カッコつけて時事ネタなんか入れてみましたがジェンダーレス水着の話は一蹴されてしまいました!!

ちなみにジェンダーレス水着はこんなやつです。

月野姫(天音エミル)が選ぶ自分の作品で印象に残っている作品とは??

月野姫さんは天音エミル名義の活動も合わせると数えきれないほど多くのAV作品に出演をしています。

ここではこれまでに出演した中で特に印象に残っている作品はあるのかを聞いてみました。

すると2つの作品の名前が挙がりましたので月野姫さんのお話を借りながら紹介していきます。

バ「姫さんはこれまで数多くの作品に出演をしてきましたがこれは印象に残っているという作品はあったりしますか?」

姫「これまで印象に残っている作品ですか?うーんいっぱいあるんですけど、特に撮影を頑張ったな!という意味で思い出すのが【はじめてのニューハーフ】ですかね!」

この作品はAVOPENに出すために発売された作品だったそうです。

AVOPENに関してはこちらか確認してください。

AVOPENとはAVの売り上げを競う大会でこの作品は若手監督部門で順位を決めるためのチャレンジステージにエントリーした作品だったそうです。

監督さんから力を貸してほしいと直接オファーを受けたこともあり、張り切った月野姫さんは監督さんと撮影の前に自身のやりたいこと、やりたくないことを何度も何度も細かく打ち合わせをして構成を考え撮影に臨んだ作品だったそうでたくさんある作品の中でも特に頑張ったなぁという印象が強い作品だったそうです。

姫「あともう1つ挙げるならデビュー作のシーメールジャム1ですね。
これは大阪から東京に出てきて20歳の時でまだ家も大阪にあったんですけど、当時は今みたいに男の娘っていうジャンルはなかったので、胸もないのにニューハーフっていうにはちょっと恥ずかしいなっていうのもあって1人で出るのが嫌で当時仲が良くて丸山かのんさんのことも紹介してくれた娘と一緒に出たんです。」

その一緒に出演してもらった方というのは作品にも小さく名前が載っている乙咲いつかさんになります。

この作品で姫さんは初めてで緊張しながらもなんとか撮影が進んでいったそうですが、最後の最後にぶっかけのシーンが用意されていました。
それが辛くて嫌でさらには10人くらいの汁男優に囲まれると急に怖くなったそうです。

そりゃそうですよね!

はじめましての興奮した全裸の男10人に囲まれれば誰でもそうなるはずです。

我慢して汁男優が逝くのを待っていたそうですがその間に緊張の糸が切れてしまい、急に我に返ってしまったそうで、私は何をやっているんだろう!という気持ちや、こんなことをしているのを親が知ったらどう思うだろう?という様々な考えが頭の中をめぐってしまい現場で大泣きしてしまったそうです。

そのせいで撮影をストップしてしまい、周りを困らせてしまったことも嫌だった姫さんは泣きながら「お金いらないからもう大阪に帰りたい!」と言ったそうです。

ただ撮影は本当に終盤だったため監督さんやスタッフさんからあと少しだから頑張ろうと励まされなんとか最後まで乗りきれたというのがとても印象に残っているということでした。

この撮影を乗りきれたことで自信にもなったそうでその後は何があっても大丈夫という気持ちになったということでした。

AVデビュー後の月野姫と禁断のニューハーフAV女優ギャラ事情!

デビュー作品が異例の大ヒットを遂げた月野姫さんですがその後の生活は鬼のような忙しさになったようです。

ここでは当時のスケジュール状態やどうしてその生活が続けられたのか、そしてニューハーフAV女優の気になるお金の話も聞かせていただきました。

バ「AVデビューした後はきっとそれまでよりもメチャクチャ人気が出たかと思うんですがどんな感じの生活になっていったんですか?」

姫「当時の忙しさは半端なかったですね!月曜から土曜までは毎日風俗で働いて毎週のように日曜日はAVの撮影という休みがないスケジュールが長く続きました。」

バ「体調とかは大丈夫だったんですか?」

姫「若かったっていうのもありますけど意外と大丈夫でしたね!デリバリーに行くときの車で移動中に寝たりとかで乗り切りました。 今はコロナとかあって風俗で働いてる娘達も大変だと思うけど出稼ぎとかも考えられないほど忙しかったです。 お金も1日で10万円とかもらえていたので、ただストレスも凄くて当時は買い物依存症になってしまいました。」

その当時は朝起きてからお店への出勤時間までひたすら買いものに行くという生活が続いてしまったそうです。

少しお金の話が出たのでニューハーフAV女優の気になるギャラに関しても聞いてみました。

バ「今お金の話が出たのでお話しできる範囲でけっこうですので、少しAVのギャラ事情について聞かせてください。私が聞いたことがあるのは1本につき10万円から20万円くらいで、出演する本数を重ねることで稼ぐということを聞いたことがあるんですがもし10万円だったとすると大変な思いをしている割に安いのでは?と思ってしまいますがいかがでしょうか?」

姫「今の娘達のギャラ事情は知らないけど、私も10万だったら安いと思う!ただニューハーフのAVに出る理由は自分の宣伝のためだから!」

バ「宣伝というのはAVに出ることで知ってもらって普段働いてるお店に来てもらうお客さんを増やすということですか?」

姫「そうです。だからもし目先のお金が欲しいからとかでAVに出ること考えてる娘がいたら私は絶対反対する!AVに出るということは大変なことだし後悔することも多いから。あと人生は長いけど売れる時間っていうのはみんな決まっているのでその間に一生分のお金を稼ぐことはできないからお金のためにAVという選択はやめた方がいいと思う。」

話は違いますがお笑い芸人もMCをするような芸人さん以外TVのギャラは本当に少ないが自身の認知度を上げるために出ていて本当に稼げるのは休日などに呼ばれる地方の営業だという話は聞いたことがありますので少し似ているのかもしれませんね。

バ「聞いていてもかなり過酷な生活だったと思いますがどうしてAV女優やそのハードスケジュールの生活を続けることができたんですか?」

姫「私の場合は新しい作品に出てほしいとオファーされることで必要とされているという安心感が嬉しかったのと、あとはお店の広告塔としては有名であり続けることが必要だったので続けていましたね。」

いくらお金がもらえたとしても当時の姫さんのスケジュールは想像以上に過酷だったはずですので並の人間にできることではないと思いますが貴重なお話が聞けました。

月野姫から天音エミルへの転身秘話!

ご存じの方も多いと思いますが月野姫さんはこの名前で一時代を築きあげた後AV女優を引退していますがその後名前を天音エミルと変えて再デビューを果たします。

わざわざ名前を変えてまでデビューをしたのはどうして?

と気になっていたニューハーフファンの方は多いはずです。

その真相をしっかり聞いてきましたのでここでは月野姫時代から天音エミルへ転身するまでの話をたっぷりお届けしたいと思います。

バ「この話は今回のインタビューで一番聞きたかったことではあるんですが、月野姫として一度引退された後今度は天音エミルと名前を変えてデビューしましたよね、これは何があったんですか?まずは月野姫引退について教えてください。」

姫「実は当時AV男優の彼がいたんですよ!そのころ3年ぐらい付き合っていたのかな?」

バ「AV男優の彼ですか~すごい話ですね、でもAV男優の彼とかって大変じゃないんですか?もちろん女優さんもそうですけど、お仕事とはいえいろんな方とHするわけじゃないですか!」

姫「そうですね、初めの頃はお互いに嫉妬がすごくて喧嘩も多かったんですけど仕事なんだからお互い割り切ろうよという話し合いをしながら折り合いをつけてました。でも会話の内容は普通のカップルではありえないような話が多くて、例えば夜お家でご飯を食べながら明日は熟女の現場なんだよね~って彼が言うから私も大変だね~頑張って!とか、お互い生中出しするような撮影はやめようね!とか」

バ「それすごいですね 笑」

姫「その彼とは本当に将来のこととかも考えるくらい仲良くしていたんですけど、彼が浮気してるのがわかって、それで別れることにしたんです。でも彼と別れてから私ボロボロになっちゃって、仕事にも身が入らないし、もうAVもやりたくないってなりました。その後も何本か撮影してんですけど、ホントに最低限の言われたことだけをやるような感じでそんなんじゃ良い作品を作ることもできないし、そのころはお店も固定のお客さんとかがたくさんいて宣伝する必要もなくなってきてたので引退したんです。」

バ「浮気ですか~それは大変でしたね。でもそんな思いまでして引退したあとよくもう1度という気持ちになりましたね!」

姫「いやAVを復帰するつもりは全くなかったんです。ただその時は元祖ニューハーフで働いていたんですけど、そこにその後天音エミルとなって所属することになる事務所の社長さんがお客さんとして来るようになって、その社長はプレイはしないで私にAV女優として復帰してほしいと勧誘だけしてきたんです。」

バ「その社長さんはお金払ってプレイしないでお話だけするんですか?」

姫「そう!身体の関係とかなしでただおしゃべりだけするんです。(AVに)出ようよ!出ない!出ようよ!出ない!みたなやりとりが1年半くらい続いて、その頃にはさすがに仲良くなって食事に行くような関係になっていたんですけど、ある日一緒にご飯食べてる時に社長があんまりしつこいからそんなに言うなら出るよ!でも3本だけね!って条件つきでOKしたんです。」

その社長さんも長い間諦めずに口説き続けるなんて本当にスゴイと思いますが天音エミルとしての再デビューにはこんな裏話があったそうです。

その後ですが社長さんは復帰をOKしてくれたことを相当喜んでくれたそうで、それからは「俺が稼がせてやるからな!」が口癖になり営業を頑張ってくれたそうでAVメーカー最大手MOODYZ(ムーディーズ)から再デビューが決まりました。

さらに専属じゃないと嫌だという月野姫さんの意向に沿って専属契約を取り付けたそうですので社長さん相当な敏腕ですね!

再デビューにあたり【天音エミル】へと名前が変更になったことも聞いてみました。

バ「再デビューする時に名前が変わっているんですがこれは何かの契約で月野姫という名前が使えなくなったから変えたんですか?」

姫「いやもともと月野姫時代はどこにも事務所には入らずフリーだったので月野姫という名前は私だけのものなんです。ただ新しくデビューするにあたって月野姫のころより雰囲気もだいぶ変わっていたのでこれまで月野姫を知っている人もいると思うけど、初めて見てくれる人をターゲットにしたいと思い変えたんです。」

バ「天音エミルという名前にはなにか由来とかあるんですか?」

姫「いや、それは会議で普通に決まりました!」

これだけわかれば私を含めてファンの方も色々とスッキリしたのではないでしょうか?

天音エミルとしての活動から性別適合手術に至るまで

1年半かけて事務所の社長さんから口説かれAV復帰を決めた月野姫さんこと天音エミルさんですがここでは天音エミルとしての活動について色々と聞かせていただきました。

バ「先ほど社長さんとの話では3本だけAV出演をする約束と聞いたんですが天音エミル名義でもけっこうな本数出演されてますよね?これはどうしてですか?」

姫「私は3本のつもりだったんですけど、1本目の撮影中に監督から絶対売れるから6本延長!って言われちゃって、9本出た 笑」

バ「そんな簡単に決まってしまうんですね 笑、では天音エミルとしての活動が2012年から2013年で日付もピッタリ1年となっているのはどうしてですか?最後の作品で性別適合手術を受けているのとか関係あるんですか?」

姫「そうです。(契約は)1年と決まっていて最後の作品では性転換手術のドキュメンタリーを撮らせてほしいということになってました!」

バ「そこまでハッキリと決まっていたんですね、ちょっとびっくりですが性転換手術を受けることをお願いされた時はどうだったんですか?」

姫「性転換手術はいつか受けようとは思っていたのでそこまで抵抗はなく、いい機会だなと思ってOKしましたね。」

天音エミルとしての活動期間の最後に契約として性別適合手術のドキュメンタリーを撮るというところまで決まっていたという話は衝撃的でした。

色々とお話いただきましたがインタビューは佳境に入ります。

なかなか聞けない性別適合手術のお話

天音エミルとしての活動の最後として性別適合手術を受けることになった月野姫さんに普段なかなか聞くことができない性別適合手術に関しての話を先日も紹介した引退作品のことを中心に聞かせていただきました。

このインタビューもクライマックスを迎えていきます。

バ「姫さんの引退作品はこのインタビューが決まってから再度買わせていただきましてしっかりと見させていただきました。インタビューのシーンも早送りせずに、むしろインタビューのシーンをメインで見たんですけど、こんな経験はじめてでした!」

姫「ありがとうございます!」

バ「いきなりお金の質問になってしまうんですが、この引退作品の中に性別適合手術のドキュメンタリーも入っています。手術はタイで受けられていると思いますがタイへの往復の飛行機代や現地での滞在費用、手術代やその他諸々のお金は撮影の経費として払ってもらえたりしたんですか?」

姫「この時は監督さんと二人でタイへ行ったんですけど、その時かかったお金として一部はギャランティに上乗せしてもらう形でご祝儀とかも兼ねて一緒にもらいましたけど、もちろん全額出してもらってはなくて私が貯めていたお金も出しています。」

バ「やっぱりご自身のお金も出しているんですね!タイに行って性別適合手術を受けるという話はよく聞くんですがやはり日本でやるよりタイへ行ってする方が良いんですか?」

姫「そうですね!タイの方が数も相当こなしているので安心できると思います。」

バ「飛行機代とか滞在する費用とか手術代とか合計するとだいたいどれくらいお金がかかるもんなんですか?」

姫「タイのレートもあるので今の料金ははっきりわからないけど旅費と手術代とコーディネーターのお金とか合わせて150万くらいかかった気がします。ぶっちゃけ当時あまりお金のことは気にしてなくて!」

バ「金額あんまり覚えてないんですか?」

姫「あの時は社長が稼がせてやるって頑張ってくれたのでキャバクラのレッドドラゴンと、虎の穴っていう女の子の風俗のお店とAVをやっていて、虎の穴とかはセット料金だけで5万円とかかかるお店でオプションとかつけるとお客さんが1回で払うお金が10万円超えるようなお店だったからお金のことはあまり気にしてなかったかもですね」

バ「社長さん本当にスゴイですね!」

姫「ただもしこれから性転換手術を受けたいと思ってる娘は200万くらいは貯めておいた方が良いと思う。やっぱり手術を受けた後すぐは体調とかも大変で働いたりはできないと思うから想像してるより少し多めに貯めておいたほうが良いと思います。」

バ「姫さんは日本に帰ってきてからはどうされてたんですか?」

姫「レッドドラゴンだけでしたね!」

バ「その後ninaになっていくんですね~」

インタビューが終わってから調べたことなんですが話で聞いたレッドドラゴンも虎の穴もとんでもない高級店であることがわかりました。

※よかったら上のボタンをクリックするとお店のHPへいくことができます!

どちらも有名なAV女優の方ばかりが働いており男なら絶対にお世話になったことがあるレジェンドばかりが接客をしてくれる日本の中でもトップクラスのお店でしたので、そこで働いていたと聞いた時のリアクションはもう一度やり直しさせていただきたいです。

あの時はリアクションが薄くて大変失礼いたしました!

AV女優引退からパチンコライターへ転身はなぜ?

ここまで月野姫さんにはデビューしてから天音エミルとしての活動、そして性別適合手術を受けるまでの話を赤裸々に話していただきましたがこれが最後のお話になります。

それはAV女優を引退した後パチンコライターnina(ニーナ)へ転身したことについてです。

なかなか聞いたことがない転身の仕方でしたので色々と聞かせていただきました。

バ「これが最後のお話になるんですが、AV女優を引退されたあとパチンコライターnina(ニーナ)になってますよね?これはどういういきさつで転身ということになったんですか?」

姫「昔からパチンコはずっと好きで、元祖ニューハーフで働いていたころから空き時間でパチンコを打つくらい好きだったんですよ!」

バ「そうだったんですね!でも空き時間とかに限って当たりが続いちゃうとかあると思うんですが確変の連チャンが止まらない時とかはどうしたんですか?」

姫「当たりが続いていてもお客さんの予約の時間がきたら捨てて帰ってました。やっぱり私のために来てくれるお客様は大事にしないといけないと思っていたので!」

バ「そうですよね、わかっていてもなかなかできなそうですが素晴らしいです。」

姫「ちょうどその頃私が住んでいた近所のパチンコ屋さんにライターさんが来店するイベントがあったのでどんなものなのか見に行ってみようと思って行ったのが最初でした。」

バ「有名人やライターさんの来店イベントは時々ありますもんね、YouTubeとかでも動画を見たりはしてたんですか?」

姫「はい、してました。だから興味もあったので差し入れを持って見学に行ったんですけど、そのライターさんがとても綺麗な方で、差し入れを渡して少しお話をしたら意気投合しちゃって、この後お茶行こうって誘われちゃって」

バ「なんですかそれ、すごいですね!じゃホントに行ったんですか?」

姫「はい、ホントにイベントの後お茶しに行ったんですけど、そこでその方からウチで働こうよ!社長に話しとくよ~と言われてその場は終わったんです。でも本当にその後ジャンバリ.TVの社長さんから電話がかかってきて、面接したいからと東京のオフィスに呼ばれて、そこでカメラテストとしてカメラの前でしゃべったりしたんです。さらにその後大阪の本社に呼ばれたので行ってみたらいつから働けますか?って言われて採用されたんです。」

バ「すごい話ですね、ホント姫さんのこれまで人との出会いが本当にすごい!」

姫「そうなんですよ!ちなみにninaという名前も既に決まってました。」

バ「そうだったんですね!色々と動画も見させてもらいましたけどパチンコファンなら誰でも知ってる業界の大物ともたくさん共演してたからホントにびっくりしましたよ!」

私が見ただけでも本当にたくさんの動画に出演されていましたし、共演しているのはパチンコ界では知らない人はいない大物や、誰もが知ってる芸人さんとの共演もありました。

ただ色々と話を聞くと全国各地を飛び回る仕事ですし、開店から並ぶ場合は朝も早いため体力的にも相当ハードなものでした。

何よりしゃべりの仕事をしてきたわけではないため急に面白いコメントを求められてもなかなか思うようにできず1年くらいやったころからどうしたら良いかと悩むようになってしまったそうで、2年程ライターの仕事を続けたそうですが大好きなパチンコも1人で打つ時のように楽しくできなくなってしまったため辞めることになったそうです。

パチンコは勝っても負けても遊びで打つのが一番楽しいですもんね!

ただこれまで聞いた話にあった通り丸山かのんさんや天音エミルとしてデビューさせてくれた社長さん、そして近くのパチンコ屋さんで偶然出会ったパチンコライターさんなど本当に人生を変えるような人物との出会いが月野姫さんには多いなとびっくりさせられました。

何か人を惹きつける力を持っているんでしょうか?

あとがき

今回はレジェンドニューハーフAV女優月野姫さんからお時間を作っていただきこれまで私が気になっていたことを聞く形で色々とお話を伺わせていただきました。

実は今回のインタビューですが、リモートでさせていただきましたが私の不手際で途中回線が途切れて中断してしまったり、もっと言うとインタビュー自体は5月にスケジュールを調整していただいていたのに私の都合でスケジュールを先延ばししていただいたりとご迷惑をおかけしてしまいましたがその都度嫌な顔をすることなくとても親切に対応していただきました。

本当にありがたかったです。

しかもありがたいことに今回このインタビューは無償で引き受けていただいています。

インタビューの最後にどうして私のブログの取材を引き受けていただけたのかを聞きました。

すると姫さんからは以下のような返答をいただきました。

今でも時々取材の依頼はくることがあるんですが、やっぱり自分が一番でないと気に入らないという気持ちはあって、同じような取材をその媒体で同業者がうけていたりする前例があれば基本的にはお断りしているんです。一番最初に私に声をかけてくれたりこれから頑張ろうと思っている人の話は検討することもあります。ただ私も昔から色々な人に助けてもらったし、今更自分の宣伝を必要もないし誰か困っている人がいて私の話が何かになるならどうぞと思ってます。

今回私が月野姫さんとお話させていただいて感じたのはものすごく負けず嫌いな方だなという印象です。とても優しい方でインタビュー中も本当に物腰が柔らかく話しやすかったんですが言葉の端々から絶対に他に負けたくない、No1が好きというのが伝わってきました。

そんな中私が「思ってた感じと違って可愛らしい方ですね!」とお伝えすると姫さんは「昔は虚勢張ってましたからね!」と答えてくれました。

もしその虚勢を張っていた当時お会いしていたらギラついた感じでまた違う印象だったのかもしれません。

このような特別なインタビューをさせていただけたことは私にとっても良い経験になりましたしこれからも頑張ってこのブログを更新していこうという気持ちも強くなりました。

こんな機会はなかなかないかもしれませんがこれからもたくさん書いていきますのでこれからも私とこのブログをよろしくお願いします。

月野姫さん今回は私の取材を受けていただき本当にありがとうございました!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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